上賀茂神社は天平十七年(745年)に天皇の病気治癒祈願が行われて以後、国家の重大事には必ず、奉幣・祈願が行われてきたそうです。大同二年(807年)には伊勢神宮に次ぐ地位が与えられたといわれています。
「本殿、権殿」の前に建つ朱塗りの鮮やかな「楼門」は他の多くの社殿と同様、寛永五年(1828年)に造替されたといわれています。
楼門の手前に見えている朱塗りの橋は「玉橋」であり、重要文化財に指定されています。
二番目の鳥居をくぐると正面に、白砂で作られたきれいな円錐形の「立砂(盛砂)」とその奥の建物「細殿(拝殿)」が見えます。
「立砂」は、ご神体である神山の象ったもので、神様が降りられる依代を表しているといわれています。
境内の中を北から南に、「橋殿」の下をくぐって流れる「ならの小川」は小倉百人一首に入っており、祈願者の一切の罪が祓い清められるという上賀茂神社の神事を詠んだものとされています。
神社の境内を出て、東南側に明神川に沿って重厚な土塀の続いている街並みは古く神職が住んだところで「社家町」といわれ、京都市上賀茂伝統的建造物群保存地区として国から指定されています。
現在の建物は寛永5年(1628年)造替、平成23年春 桧皮屋根葺替え竣功
午前 9:00 9:45 10:30 11:15
午後 12:00 12:45 13:30 14:15 15:00 15:45
厳粛で壮麗なひとときが、やさしくふたりを包みます。
日本古来の伝統に基づいたもっともポピュラーな形式の結婚式です。
現在の神前結婚式は、明治33年に大正天皇のご成婚を記念して東京千代田区にある現在の東京大神宮が一般的に始めたものと言われています。
式の中では、三三九度の杯を交わしたり、玉串を捧げる玉串奉奠の儀を行い神の御前で夫婦の誓いをします。
手や口を清めることをいいます。
修祓とはお清めのことで、参列者も全員起立して一同頭を下げ、おはらいを受けます。
斎主が神に二人の結婚の報告をし、神々の加護を願って神への感謝の祝詞を読み上げる。一同起立し、頭を下げ拝聴します。
新郎新婦が大中小の杯に注がれたお神酒を次の順番に飲み交わします
小杯・・・新郎、新婦
中杯・・・新婦、新郎
大杯・・・新郎、新婦
※飲む時は、はじめの2口は口をつけるだけにして、3口目に飲み干します。飲めない人は口をつけるだけでいいです
1.新郎が新婦の左手にはめます
2.新婦が新郎の左手にはめます
誓詞奉読とは、結婚の誓いの言葉のこと。新郎新婦は神前に進んで並びます。平易な現代語で書かれているので、心配しなくても大丈夫です。新郎は大きな声で堂々と読むことを心がけてください
無事に式が済んだ事を感謝する儀式です。新郎新婦は巫女から玉串を受け取り、玉串を神前に捧げます。玉串を捧げ、二礼二拍手一礼の作法でお参り致します
参列の皆様にお神酒を注ぎ乾杯します